ルパン三世 アニメ 峰不二子

　人気アニメ「ルパン三世」の２７年ぶりのテレビシリーズ「ＬＵＰＩＮ　ｔｈｅ　Ｔｈｉｒｄ　～峰不二子という女～」（日本テレビ、水曜深夜１・２９）が始まった。

紅一点・峰不二子を軸に、ルパン三世らの若き日の活躍が　つずられる

　「ルパン三世」は２０１１年、主要キャラクターの声優が交代し、同年１２月に新キャストによるテレビスペシャルを放送した。

今回の新シリーズはそれに先立つ１０年春から企画され、スペシャルと並行して制作が進んでいた。

　監督は、「ルパン三世」シリーズ史上初めての女性監督、山本沙代。

幼い頃、夕方に再放送されていたアニメの「ほんのり暗い雰囲気に引かれた。中でもセクシーな峰不二子を見たいがためにチャンネルを合わせていた」と言う。

監督に起用され、「主人公は峰不二子で」と提案した。

　「そんなに深く掘り下げられているキャラクターじゃないので、そこを肉付けしていったら、新しいストーリーができるんじゃないか、もっと魅力的な人物像を描き出せるのではないかという気持ちだった」

　キャラクターデザインは、アニメ映画「アニマトリックス」の一編を手がけた小池健。

「モンキー・パンチ先生の原作の漫画は、１～６巻が特に格好いい」という山本監督が狙う劇画タッチの絵に仕上げた。

　物語はオリジナルで、過去のテレビシリーズに直結しない。山本監督は「孤独なヤツらが集まって、最後に分かり合える間柄になるシリーズにしたい」と語る。


「変わった女性演じる意識」声優・沢城みゆき　コメント


　峰不二子の声を担当する、人気声優の沢城みゆきに聞いた。

　　　　　峰不二子役に選ばれた時の気持ちは。

　「顔を覆って泣き崩れるというような感激はなく、『へー』みたいな、ぼんやりした感じだったと思います。
対照的に、報告の電話を実家に入れたら、母の方がびっくりしました」

　　　　　
　　　　　昨年１２月のテレビスペシャルの放送後の反響はどうでしたか。

　「先輩方からは、『よかったぞ』『楽しめ』などと声をかけていただくことが多く、とても力をいただいたような気がします」

　　　　　
　　　　　峰不二子を演じるにあたり、どんなことを意識していますか。

　「楽しむ。アフレコが進むうちに、峰不二子を演じているというより、一人の変わった女性を演じているという意識が強くなってきています」

　　

　　　　　新シリーズの見所は。

　「第１話の台本と映像をもらった時、『うわ、懐かしい』と『いや、新しいかも』とが入り交じっていて、とってもドキドキしました。
　この気持ちは視聴者の皆様にも絶対感じていただけると思っています」


1985年6月2日生まれ26歳。東京都出身。血液型はO型。愛称は「みゆきち」。
ちなみに「みゆき」という名前は本名で、親が中島みゆきにあやかって名付けられたものである。

弟は俳優の沢城千春。

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